眼科について

2022年に新設された診療科です。主には「緑内障」、「白内障」、また「硝子体に関する疾患」について診療、およびに日帰り手術も実施致します。担当医師が大学病院に所属し、上記症例についての難症例手術実績も多数御座います。また、ブドウ膜炎などに対して、内科と連携をとり漢方によるアプローチを行うことも可能であり、漢一診療所の特色を生かした治療を行うことことで、眼科分野における先端の治療技術や新たな治療法の発見に向け研鑽を積んでいます。
また、当院では「多焦点眼内レンズ」(遠くも近くも見えるレンズ)を用いた白内障手術を行っています。白内障の手術時に挿入するレンズの種類を変更することで、通常の白内障手術と比べても安全度合いに差はなく、老眼回復が同時に出来ることが特徴です。※当院ではコンタクトの処方は行っておりません。

当院で行う治療について

日帰り白内障手術

当院扱っているレンズ
  • 単焦点眼内レンズ
  • 乱視矯正眼内レンズ
  • 多焦点人工レンズ(2焦点レンズ、3焦点レンズ、焦点深度拡張型レンズ)

詳しくは当院までお問い合わせください。

日帰り緑内障手術

  • 線維柱帯切開術
  • 線維柱帯切除術

各種レーザー対応

  • 緑内障レーザー(SLT選択的レーザー線維柱帯形成術、LI虹彩切開術、LGP隅角形成術)
  • 後発白内障レーザー
  • 網膜レーザー(糖尿病網膜症PRPレーザー、網膜裂孔FRPレーザー)

硝子体抗VEGF薬注射

適応になる疾患
  • 加齢黄斑変性
  • 網膜静脈閉塞症
  • 糖尿病網膜症
  • 病的近視性黄斑部出血

涙点プラグ

適応になる疾患
  • 重度なドライアイ
  • 角膜上皮欠損症

対象疾患

緑内障

視神経の菲薄化による視野欠損が起きる病気です。放置すると視野がどんどん狭くなっていきます。眼圧コントロールおよび根気強く継続的に受診することが大事です。当院は各種緑内障レーザーおよび手術を行っています。

白内障

水晶体の濁りが白内障の原因です。視力低下、かすみ、眩しさなどの症状を起こします。当院は日帰り白内障手術を行なっています。

結膜炎

結膜炎にはいろいろな種類があります。主なものを挙げても、アレルギー性結膜炎、細菌性結膜炎、乾性結膜炎、流行性角結膜炎などがあります。流行性角結膜炎は強い感染力があり法定感染症となります。保育園・幼稚園~学生の方は学校保健法によって登校停止になります。

ぶどう膜炎

ぶどう膜炎、つまり目の中の炎症、免疫疾患と考えられています。原因不明のケースも少なくありません。当院は必要に応じて結膜ステロイド注射など、または漢方処方で免疫機能を整える診療も行っています。

糖尿病網膜症

糖尿病はある程度進んでしまいますと、網膜という目の奥の組織に出血、虚血、黄斑浮腫を起こし、さらに進むと失明になる場合もあります。当院は糖尿病網膜症のレーザー治療、硝子体注射治療を行なっています。

加齢黄斑変性

加齢により黄斑部に出血が起こる病気です。見え方に黒い影や歪みなどの症状が出ます。大出血が起き、失明になるケースもあります。当院では硝子体注射治療を行なっています。

設備紹介

光干渉断層計OCT

網膜や神経線維層の断層画像を撮影し、網膜のむくみや出血などの状態を把握できます。緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症などの早期発見や、治療の経過観察に使用されます。

屈折度、眼圧測定装置

目の近視・遠視・乱視と、その屈折力の程度を測定する視力検査機器です。眼圧を測定することも可能です。

角膜内皮細胞撮影装置

角膜の透明性を維持する角膜内皮細胞の形態的な変化を撮影する装置です。白内障や緑内障の術前術後管理などに使用します。

光干渉式、超音波式眼軸長測定装置

角膜頂点から網膜までの長さ(眼軸長)を測定する装置です。 主に白内障手術の時に使用する眼内レンズの度数を決めるために使用します。

視野計

見える範囲と見える光の感度を測定する検査機器です。

アルゴンレーザー

レーザー光線を網膜に照射し傷んだ網膜組織を熱凝固することにより、網膜疾患の進行を食い止めることができます。

YAGレーザー

衝撃波で濁った薄い膜(後嚢)の濁りをとばすことができます。白内障術後に起きる後発白内障の治療に使用します。

細隙灯顕微鏡

目の病気の有無を調べる時に使用します。まぶた、角膜、結膜、虹彩、水晶体などの傷や炎症、さらに緑内障、白内障などを診断できます。

白内障手術装置

超音波白内障手術装置により、冠者様への負担が少なく、より安全かつ効率よく手術を行うことができます。

手術用顕微鏡

手術の際に使用します。眼内を拡大することで安全な手術を行うことが可能です。